読んでほしい一冊
「おとなの教養」 池上 彰 著
自由な発想・思考のために必要な7つの教養を解説。
宗教、宇宙、経済、歴史など、現代版リベラルアーツ
の学びをスタートするには最適な入門書である。
「読めば一生学び続けたいと思える一冊である。」
(高1生・Yさん)
(序章 P30)
”すぐに役に立つことは、
世の中に出て、すぐに役に立たなくなる。
すぐには役に立たないことが、
実は長い目で見ると、役に立つ。”
「看取りの医者」 平野 国美 著
日本人が失いかけていた「幸福な死」を再び取り戻す
ための医療体制のヒントが、8つの在宅死の感動的な
事例と合わせて語られている。
「医療に興味があれば必ず読むべき。」
(高1生・Aさん)
(第七話 女子中学生の一言 P185)
”戦後の高度成長期以降、日本人は家庭から病人と死を
遠ざけ、それをすべて病院に預けてきた。障害や重病
や死が、子供たちの視界から消えてしまったために、
子供たちはその痛みを思いやる機会を喪失した。”
(第七話 女子中学生の一言 P185)
”最近の「いじめ」の増加は、死を想って生きてきた
伝統の崩壊、そして他人への思いやりの衰退を示して
いるのではなかろうか。”
「スマホ脳」 アンデシュ・ハンセン 著
人間が進化の過程で獲得してきた脳の本質を エビデンスを
もとに鋭く解き明かし、記憶力や集中力、学力を向上させる
ためのヒントを提言している。
(第7章 バカになっていく子供たち P180)
”マシュマロをすぐに1個もらうより2個もらうために
15分待てる4歳児は基本的に、数十年後に学歴が高く
いい仕事に就いている。”
(第8章 運動というスマートな対抗策 P216)
”散歩、ヨガ、ランニング、筋トレーどれも効果があった。
運動によっていちばん改善されたのは、知能的な処理速度
だ。運動をしていると頭の回転も速くなるというわけだ。”
(イスラエルの研究結果)
「思考の整理学」 外山 滋比呂 著
歴代の東大生・京大生が根強く支持するエッセイ。
壁にぶつかったとき、新しいアイデアが必要なとき、自分の
能力を最大限引き出すための知恵が 数多く詰まっている。
(Ⅱアナロジー p63)
”わかりにくいところを、思い切って速く読んでみると、
かえって、案外、よくわかったりする。残像が生きて、
部分が全体にまとまりやすくなる”
(Ⅳ整理 p115)
”頭をよく働かせるには、この”忘れる”ことが、きわめて
大切である。頭を高能率の工場にするためにも、どうし
てもたえず忘れていく必要がある。”